膀胱の成長

子供は体の成長とともに膀胱も成長していきますが、
膀胱は目に見えるものではないので、
どれくらい子供の膀胱が成長しているのか親としてもピンときません。

オシッコの感覚が2～3時間開くようになれば、
膀胱も成長していると思われる1つのサインで、

トイレトレーニングを始められる目安とも言われています。

寒い時期では大人でもオシッコの間隔が短くなるので、
これはあくまでも気候のよい時期の目安です。

子供が尿意を伝えたり1人でトイレに行かれるようになるには、
膀胱の成長だけではなく、

さまざまな体の機能が加わって
始めてできていくようになります。

トイレトレーニングを始める時期は、
まだ膀胱も成長過程である上に、
言葉で伝える能力も未発達であることを
親は認識しなければいけません。

また膀胱の成長だけではなく、
排泄にはホルモンの働きも関係していると言われているので、

トイレトレーニングを行なっている中で
子供の成長に不安を持ったり心配なことがあれば、

小児科などの専門医に1度相談してみるのもよいと思います。

病気では無いので
診察を受けるのをためらってしまうかもしれませんが、

膀胱は目に見えないので、
それだからこそ診てもらうことが必要な時もあると思います。

トイレトレーニングをする上で覚えておきたいことは、

失敗を恐れて1日に何度も何度もトイレに連れて行ってしまうと、
子供の膀胱の成長を妨げることがあるということです。

膀胱はある程度オシッコを貯めることによって大きくなっていくので、
貯まらないうちにトイレに連れて行ってしまうと、

膀胱はいつまでも大きくなる必要がなく、
結果として膀胱の成長を遅らせる可能性があります。

だからと言って我慢させるのは子供の体によくないので、
トイレトレーニングを始めた最初よりは、
少しずつトイレに連れて行く間隔が開いて行くように
意識していくとよいと思います。